2010年6月27日日曜日

閉鎖空間、地球号


こんにちは、みずきです。

初めてのまともなブログ記事に、何が相応しいだろうかと考えましたが、あまりいい案が浮かばなかったのでmixiに初めて書いた「ビックリ○○先生シリーズI」を編纂して載せることにしました。
もともとは友人限定公開の日記だったので、言葉遣いや話の流れが無茶苦茶なものです。それを何とか人目に触れても耐えられるものにしていこうと頑張っていきたいと思います。

ちなみに、この「ビックリ○○先生シリーズ」は基本的にオリジナルの考えです。
どうか、最後までお付き合いください。

題して
「なんだかんだ地球号説」
 ここ最近は日本のメディアであまり取り上げられなくなりましたが、今なお地球上に住む人口は爆発的に増えています。↓のグラフを見てください。2010年現在では69億人の人間がいるとされ、2050年には91億人にまで人口が膨れ上がっています。このような人口の増加はどんな社会をもたらすか、皆さんは真剣に想像したことがありますか?2050年といったら40年後です。今の大人はかろうじて天国に召されているかもしれませんが、僕らのような20代30代の人は、この人口で地球上に取り残されたまま生活しなければならないのです。(宇宙開発が進まないと仮定しています)これは、断じて無視していい問題ではなく手遅れになる前に対策を練る必要がある問題なのです。こと未来に関する問題は今の大人(50~)の人たちに任せておくわけにはいきません。彼らには「基本的に」関係のない話なのです。

少し話を変えます。 

地球は今、温暖化に直面しています。
原因はIPCC(Intergovernmental Panel Climate Change)の第4次評価報告書第1作業部会報告書(自然科学的根拠)の政策決定者向け要約(すごく略して言えばSPM)によれば、人為 起源の温室効果ガスの増加であると「ほぼ断定」しています。

もちろん、温暖化の原因は諸説ありますし、IPCCも最近は怪しい噂がちらほら聞こえてきますのでまるっきり信用できることではありません。しかし、諸説唱える科学者で「地球号の気候システムに温暖化が起こっていない」という科学者ほど胡散臭いものはないのも事実です。つまり、温暖化は起こっている。これはIPCCも上記のSPMで「断定」しています。

今日、上記の温暖化をはじめ、砂漠化、塩害など様々な環境問題が着目されています。しかし、これらの問題に正面から取り組む前に考えてほしい問題があります。

それは、「地球上のエネルギー均衡の崩壊」という問題です。そして、これは先ほど述べた人口増加に関係しています。
聞きなれない言葉かも知れません。それもそのはずです。僕が勝手に考えました。

今度は単純に、近年の世界の問題を大まかに振り返ってみたいと思います。
  • 食料問題
  • 貧困
  • 砂漠化
  • エイズ拡大
  • 温暖化
まだまだあるはずですが、これだけでも頭が痛くなってしまう。
では、これらの問題と「地球上のエネルギ―均衡」とはどんな関わりを持っているのでしょうか?
そして、人口増加とどの様なかかわりを持っているのでしょうか。

みなさんご存知の通り、地球は「宇宙」という真空の空間で、太陽光と放射熱、たまに降ってくる隕石を除くあらゆる物質移動から基本的には隔たれています。ということはつまり、地球上のエネルギーの絶対量はほとんど変わらない。それは、太陽光によって得たエネルギー量(熱量)と宇宙空間に放射するエネルギー量(熱量)が等しく保たれている限り地球上にあるエネルギーは増えもしないし、減りもしないということです。
しかし、最近は、太陽光で得た分が温室効果ガスにより大気中に留められ、宇宙空間に奪われないで地球に残ることで出入りのバランスが崩れた。これが地球温暖化の仕組みです。
このような、エネルギーの出入りは地球上にもそのスケールを縮めることで当てはめる。

このエネルギーの出入りこそ「エネルギー均衡」の話であり、人口増加がどの様な問題なのかを明らかにしてくれるキーワードです。

エネルギーときいて皆さんはなにを思い浮かべますか?

例えば 

石油 
石炭
原子力

まだまだいろいろなものがエネルギーとしてあるでしょう。おそらく、みなさんが思い浮かべたすべてのものが基本的にはエネルギーです。では、その延長で、すべてのものをエネルギーにしてしまいましょう。地球上のあらゆるもの、生物も含めすべてをエネルギーとして考えてみます。経済学者がすべてのものをお金に換算して考えるのと同じことです。

そうすることで地球号の中の色々なエネルギーの動きが見えて来ます。
さきほどから述べている、人口増加は人類にエネルギーが集まってきたことを意味します。反対に地球号内に散在していたエネルギーが人類エリアに吸収され減ったことを意味します。人間という個体を維持するためにです。特に人類はそのエネルギーの集め方が半端なものではない。ひとつの対照的な例としてあげられる生物がいます。それは蟻です。蟻は、その全種族の全個体の合計の体積が全人類の体積を凌駕しているとされています。それにも関らず、何千万年と繁栄してきました。これはアリたちのエネルギーの集め方が人間と比べ少なく、地球号内のエネルギーのバランスを崩さずにいたからにほかなりません。

では、逆にエネルギーを自分のエリアに持ってきすぎている人間には何が起こっているでしょうか。
そこには様々な問題が見えてきます。

例えば、食糧難。

人間は周りから吸い込むばかりで、自分で利用できる形で帰ってくるようにエネルギーを放出しない。目の前のドーナツを食べてしまったら、二度とそのドーナツは食べられません。
もちろん、体外に排出したものを微生物が分解し植物の栄養となり、小動物の・・のような生態系をもとにしたエネルギーの循環がないわけではありません。しかし、現在、人間はその体の維持だけでなく、有形資産の維持のためにもエネルギーを集め、エネルギーをリサイクルしてくれる生態系を根底から破壊しているという状況です。森林伐採がその代表的なものでしょう。人間は、その人口増加に合わせて、エネルギーの集積のスピードと規模を拡大し続け、地球号内のエネルギーバランスを著しく破壊しています。

近々、人類は人類の外からエネルギーを十分に得ることができなくなるでしょう。エネルギーが人類に集まりすぎた結果、人類の周りにはエネルギーがなくなってしまうのです。そうして次に起こりうるのは、人類が蓄積したエネルギーの人類によるリサイクルです。物に限ったものではありません。ものは人類の糧にはなりえませんから、必然、リサイクルされるのは人体となっていきます。

「人が人を食う」

狩猟・漁労・採取からなる獲得経済が人類のなかで行われるのです。すでに人食は極度の貧困地域では確認されています。もしくは、死んだ人間を畑に肥料として撒くという、リサイクルの方法です。悠長に火葬などしている場合ではないのです。

 以上に述べたことが起こる時代が来るかどうかはわかりません。しかし、地球上のエネルギーは確実にバランスを崩しています。エネルギーを集め過ぎた人類は破裂してその文明を終わらすか、自己内リサイクルを行うのでしょうか?もしくは宇宙開発が進み地球号がもっと大きなものになるかもしれません。未来はわかりません。しかし、予測はできます。そして今を戒めることもできます。人間にはその力があります。

mixiでこの記事を載せたところあるマイミクがこのように言っていました。

「倫理的立場から考えて人喰いはない。倫理は人間と他の動物の大きな違いだからだ。」

僕には、まだ彼の信じていることを信じることができません。わからないのです。なぜなら人間は周りに影響される社会性も持っているからです。一度、行われてしまえばそれを止めることはできないでしょう。

ある統計では次のようなことがいわれています。
もし、地球上のすべての人が日本人と同じ水準の生活をしたら地球が2個は必要である。
もし、地球上のすべての人がアメリカ人と同じ水準の生活をしたら地球が5個は必要である。

すでに、日本やアメリカは人類として、地球号に住むには不可能なことをしているのです。日本、アメリカの生活が成立していることは人類の中でのエネルギーバランスもくずれていることを示しています。つまり、極端かもしれませんが日本やアメリカは既に他の人類をある意味で食い物にしているのです。


地球号の一員として、何ができるのかを考えること、そして何かを行動に移すことは日本人として、エネルギーをsuck upしている国の人間として義務のようなものではないでしょうか。日本は裕福ですが、地球号的には人類の誰一人としてその手と足、頭を止める時間などないのであると自覚しなくてはならない時分が来ています。

情報は与えられています。窓を開けて待っています。
それらを認知しどの様に処理し、行動の指針を決めるか。それは個人に委ねられています。それゆえ個人の責任は増していきます。知らん顔をしていられる時代は終わりました。行動を起こす時が来ています。いつでもあなたは一歩を踏み出せるのです。




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